皆様、こんにちは!
先日同僚からドラクエ5の映画のネタバレくらいました。
うん、たぶん一生見ないと思う。
サムです。
今回は、知らないと損…というか、上手くいくことも上手くいかなくなってしまう、とっても重要なブラシの設定のお話です。
ブラシの不透明度と流量のこと
皆様はブラシを使うときの設定って気にしていますか?
別に気にしないという方はいいのですが、もっと自然な感覚で描けるようになりたいと思っている方は、この不透明度と流量の設定を見直して見てください。
まずはそれぞれの特徴をご紹介します。
不透明度
その名の通りですが、光を遮断する度合いのことです。0%で完全不可視になります。
流量
英語にすると「Flow rate」直訳「流れる割合」。定義としては「単位時間に流れる流体の体積または質量」のこと。
…と言われてもなんのこっちゃですが、要は濃さ、濃度みたいな感覚でいいと思います。
見た方が分かり易いので、実際に描いて見ます。
まずは100・100の場合。
まあ、これはこうなりますね。
10・100の場合。
急に薄くなり過ぎ!とお思いでしょうが、この方が説明に都合がいいので…
1-100。
これだとほぼ見えませんね(^_^;)
次に流量を同じパーセンテージで描いて見ます。不透明度は100です。
100-10。
10%でも全体の濃度感は不透明度の時よりかなり濃いです。線が重なるところも違いますね。
100-1。
こちらは1%でも見えますね。折り返し部分のボケ感にも注目してください。
違いがわかりましたか。
不透明度は、一筆書きで何度重ねても同じ見え方ですが流量は重ねれば重ねるほど濃度が上がっていきます。
こちらは上から1回、2回、3回と往復してます。
次に、何度か重ねて描いて見ます。
重ね描きだと、不透明度は塗りのトーンが段々になってしまってますね。
一方、流量は滑らかです。
さらに、ブラシの硬さを0にして同じように描くと…。
お分かりいただけただろうか?
流量で描いた方はトーンジャンプのない綺麗なグラデーションになっています。
トーンカーブやレベル補正などのマスクを作るときにも、このブラシ設定にしておけば 仕上がりが全然ちがいます。
変なトーンジャンプの原因は大体このマスクのトーンジャンプだったりするので。
おまけ
さらに、ペンタブ使っている人はここの2つのボタン(?)を覚えておくと、さらに自由自在に描けるようになります。
不透明度と流量の間にあるボタン
不透明度に常に筆圧を使用するようになるので、一筆の中で濃度の強弱をつけられます。こんな感じです。
右端の方のボタン
こちらはサイズに常に筆圧を使用します。こんな感じ。
2つ併用するとこんな感じ。
適宜つけたり外したりして調整して見てください。
僕は通常両方つけていて、ベタで塗りつぶしたい時だけ両方外しています。
いかがでしたか?
これでかなり自由自在にブラシをコントロールできるようになると思います。
以上!
知っているとちょっと得するブラシ情報でした。
ではまた!